足早に
スーパーで買った唐揚げ弁当とりんごジュースを飲んで一息。
長い昼が終わりました。
寝るとまた始まる不思議な毎日です。
『逃げられないじゃん』
人はすぐ人を拘束したがる。
僕は逃げられません。
朝は枕元の電子機器が頭を叩いてきて起こされ、
お気に入りの靴がその場所へと足早に向かわせる。
僕はされるがまま。
見たくない。聞きたくない。会いたくなんてないのに。
もう少し早く生きていればよかったなと、
そうしたらもう少し早くこの気持ちに気づけたのかなって。
そんなこといくら思ってもしかたないのにね。
なんでだろうね。
なんでなんだろうね。